08年2月20日(水)
“政治を変えろ!”の熱い声。亀岡市での農業者訪問から2008
連日の農業者訪問。昨日は亀岡市で、農民連の佐々木幸夫さん(元亀岡市議)のご案内で、農業委員さんや専業農家を訪ねました。
地域集落で学校給食に野菜を提供しておられる方に、「朝市」会場で、仲間のみなさんとともにお話をうかがいました。ネギ、玉葱、キャベツ、大根、小松菜などを給食センターの注文に添って、まとめて出す活動を、年間180日も!「孫に、うちで作った野菜を食べさせてやりたい」との思いからとりくみ始め、共産党市議団もくりかえし議会でとりあげた結果、実現したといいます。「子どもらに外国産はよくない。続けていくのは大変だけど、再生産できる価格で引き取ってもらえるから地域にも喜んでもらっとる」と言います。「朝市」もほぼ毎日。京都、大阪市内からリピーターのお客が来るそうで、「地域貢献だと思ってやっとるよ」との言葉に、頭が下がる思いがしました。
続いて、専業農家を訪問しました。「コメを昨年1.5町歩、一昨年は2町歩作ったが15万円にもならんし、カメムシが増えた。大豆も4・5反しても天候もあり5万円にしかならん。麦も収入は知れとる。何してもあかん!」と大変な状況です。米価が低すぎて、1町歩110万円くらいの費用(機械、ガソリン代、肥料代など)がかかるのに払えないとのお話。「歳もとったし、ここ2〜3年で全部やめようか、じわじわやめようかと思っとる。けれど、ここに住む限り百姓をしたいという気持ちもあるんだ。なんとかしたい」。…この方も、大変ななかで地域の圃場整備の委員などで奮闘されているんです。70代で!
今度は、京都市内の漬物屋と提携してかぶらを作る専業農家へ。ご主人は開口一番、「政治がひどい!ガソリン税や道路特定財源、天下り、政治がどうしようもない!」。…亀岡市の財政のこと、野菜価格の先行き不安、中国ギョーザと輸入野菜、食糧自給率、などなど“農業”よりもむしろ“政治談義”におおいに花が咲き、ミニ懇談会のようになりました。「食糧自給率回復のためには、国として会社組織でやるしかないのか?けれど和歌山県では、カゴメがトマト作ったが経営がなりたたず撤退したと。どうしたものか?」「民主党の戸別所得補償は何を根拠にしている?」などなど、約1時間あまり。「京都市長選挙は惜しかったよ。共産党に、変えてもらわんとどうもならん!」との激励もいただきました。
…“政治を変えろ!”。農民の反乱ともいわれた参院選以来の熱い流れ、実感です。