08年2月19日(火)
南丹、亀岡で農業者を訪問――2・23紙智子参院議員「農業問題懇談会」に向けて2008
京都市長選挙の悔しさも覚めやらぬまま、次の目標へスタートです。
23日に、紙智子参院議員を迎えて京丹後市で開く「農業問題懇談会」(主催:日本共産党京都府委員会、衆院5区本部)にむけ、農業関係者への訪問にとりくんでいます。昨日今日は、南丹市と亀岡市で、兼業・専業農家、農業委員さん、新規就農の方や集落営農のリーダーのみなさんを、吉田幸一4区代表や地方議員さんらとともに訪ね、懇談しました。
行く先々どこでも、「米価が悪すぎる!1袋5000円ちょっとだ」「農機具買う収益さえ出ない。アホらしいと息子に言われる」「農協で勧められてハウスで水菜を作ったが、安うなってやめた。これからどうするか…」「80歳になって、もう何年も作れん。作ってくれる人がおらん」と、悲痛な現状を訴える声・声…。
同時に、「政治があかん!いつまでも百姓をバカにしとるなと言いたい」「アメリカにばっかり顔を向ける自民党はだめだ。流れを変えんと」「食糧自給率、胃袋の独立が大事。(政府の品目横断対策は)4町歩以上だけとかナンセンス!」と、いまの政治に対する怒りと批判が共通して寄せられました。
厳しいなか、“Iターン”・新規就農や、集落営農でがんばっておられるお話も聞きました。
サラリーマンから専業農家に転職・移住して25年になるという日吉町の男性は、「もうだめだ、やめようか、と迷いながら4人の子を育ててきた。ぜひとも価格・所得補償障、デカプリングを日本でもやってもらいたい。欧米はしっかりやっていますよ」と熱をこめてのお話。
聞き取りの途中に、地域の農家を組織して野菜を出荷している有限会社があると聞き、さっそく山里に訪ねてみました。代表の方が出てこられて「大雪のなか、こんなへんぴな山奥へようこそ!共産党さんの有機農業への提案には賛同しています」と、突然の訪問を歓迎いただきました。若者が10人ほど働いておられ、農学部を出てがんばっておられるんだそうで、その姿がとても印象に残りました。
亀岡では、消費者と直結したオーナー制果樹園をやってこられたお宅を訪問しました。剪定(枝切り)のご苦労とともに、“農と食”=生産者と消費者が連携していく大切さについてなど、貴重なご意見をうかがいました。…帰りには、産みたての鶏卵と枝のついたキンカンをお土産にいただき、とても感激です。
…訪問すればするほど、農業で奮闘するみなさんから学ぶことが本当にたくさん!ひきつづき、がんばります。