08年2月 6日(水)
京都市長選挙「相乗り・オール与党」候補・K氏の発言2008
3日、告示された京都市長選挙。いよいよです。写真は、みぞれの中での中村和雄さんの第一声(遅ればせながら)。…勝利に向けて、私もがんばりぬきます。
それにしても驚いたのは、告示日の合同街頭演説会(青年会議所主催)に「相乗り・オール与党」候補のK氏が来なかったことです。会場の市役所前には数百人の聴衆、「逃げたんちゃう?」とのささやき声も聞かれました。「3対1」になるとか、時間がない、とか言っておられるそうですが、選挙は政策論戦が基本です。しかも、私も参院選でお世話になりましたが、青年会議所のみなさんが大変なエネルギーを費やして選挙への関心を高めようと呼びかけられたのに…おかしいですよね。
この間の公開討論会では、中村和雄さんが、同和、国保・医療、高速道路などをするどく追及してきました。その結果、K氏は市民の前に言い訳する足場ももてなくなったのかな〜と、3台並んだK氏以外の候補者カーを前にして、あらためて感じました。
もうひとつ驚いたことがあります。…数日前の西京区の演説会で、K氏が「自民と民主に政策の違いはありません」と発言したことです。会場からの「なぜ民主、自民に推薦されるのか?」という質問に答えたものですが、これは、政治的立場はちがっても「そのとおり」と思います。特に京都では、国保証取り上げも市民負担増も高速道路建設も、自・公・民「相乗り・オール与党」がずっと推進してきたのですから。その体制の中心にいたご本人の、「自民・民主に違いはない」ことをよ〜く知ったうえでの重みのある発言でしょう。
ただ、K氏は、発言の後半で「共産党が推す市長になれば、北朝鮮のようになる」と言ったそうです。…ここは、まったくいただけません!市長選挙は、市民の暮らしや福祉に直結する地方自治体のあり方を問うものであり、政治体制が問題ではありません。それに、日本共産党は京都でも国政でも「北朝鮮のような政治にする」とは一度も言ったこともめざしたこともありません。
…知っていて、市民を“脅す”ために言ったのか、それとも本当にそう思っているのか、どちらにしても、市長候補としてのK氏の見識におおいに疑いあり!と言わねばならないのではないでしょうか。