08年1月31日(木)
たたかいは続く!薬害C型肝炎学習会で2008
薬害C型肝炎問題学習会(京都民医連主催)で、大阪訴訟弁護団の國本依伸弁護士のお話を聞きました。
連日、この問題の相談が党事務所にも寄せられています。そのほとんどは「肝炎患者だが、薬剤投与の証明(カルテなど)がない」というもの。…せっかく成立した薬害C型肝炎患者救済法。なのに多くの人々が「証拠がない」と救済対象から外れてしまうなんて、なんとかしければ!!との思いをつよめ、参加させていただいたものです。
國本弁護士は、薬害肝炎の起こされた歴史的背景から、スモン、薬害HIV、そして今回のC型肝炎へと続いた薬害訴訟のたたかいが、大きな成果をかちとってきたことを強調。同時に、今後の大きな課題として、「薬害」が証明されない肝炎患者全体の救済という問題があることを、原告団のとりくみの経緯なども紹介しながら詳しく話され、全体像がほんとうによくつかめるものでした。
お話を聞いて、特に、今回の救済法が、「首相の謝罪」「恒久対策」など画期的な到達であることとともに、ここが肝炎患者全体を救済・支援するたたかいの途上なんだ、ということをつよく感じました。
…“たたかいは続く”。たたかい続けることが、ほんとうに大事なんだということです。
また民医連・中央病院からも発言がありましたが、相談が殺到し「全カルテを見直す」という作業には大変な労力が必要とのこと。こうした支援も含めての対策が行政には必要ですね。ぜひ、この問題での医療機関との懇談会などとりくみたいと思います。がんばらなければ…。