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07年12月17日(月)

宮津与謝で「世界の流れと日本の進路」を語りあうつどい2007

 午後の特急で宮津へ。宮津与謝の党後援会の集いに、吉田さゆみ5区代表と一緒に参加し、私は「世界の流れと日本の進路」というテーマでお話しました。

 最初に、「参加されたみなさんのなかで最年長の方は?」と訊ねたところ、90歳と89歳の方がおられたので、その方々が生きてこられた“20世紀”というのは、実は人間社会に大きな前向きの変化(植民地体制の崩壊や国民主権の前進など)が起こったことを紹介。

 21世紀を迎え、イラク戦争を機に「アメリカの力はすごい」という時代ではなくなり、アメリカでは“ネオコン”が政権を追われ、イギリスも「ブッシュ・ブレア」と蜜月ぶりが言われていた首相が退陣してイラク駐留軍を激減させつつあるなど、変化が起こっています。…その結果、アメリカの“戦略”も、北朝鮮問題など「交渉による解決」を追求せざるを得なくなりました。北朝鮮問題では国際世論をバックに、「6ヵ国協議」による非核化への道がこの1年間で大きく前進しています。「軍事同盟」でなく「平和の共同体」への流れも世界各地ですすみつつあります。

 こういう前向きな“変化”のきっかけになったのは、旧ソ連の崩壊。日本共産党がソ連解体を「もろ手を挙げて歓迎」したことを紹介しました。

 さらに、いま世界では、旧ソ連とはまったく違う“われわれの社会主義”を求める波が広がっています。その典型がラテンアメリカ。…ベネズエラでは「憲法改正案」が僅差で否決されたけれど、チャべス大統領がすぐ結果を受け入れたことに、米誌が「チャべスを尊敬する。これぞ民主主義」とコメントしたことや、ボリビアでの新しい国づくりには「アンデス民族の文化の復興のような躍動感を感じる」と自民党の議員活動ニュースに紹介されていることを紹介すると、「へえ〜」「すごいなぁ〜」とどよめきの声が…。(つづく)

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