07年11月19日(月)
嵐山・小水力発電所、電機商業組合を訪問2007
今日は、吉井英勝衆院銀の調査に同行して、嵐山にある小水力発電所(嵐山保勝会)と、京都府電機商業組合を訪ねました。
嵐山に「発電所」なんてあったかなぁ?…なんて思いつつ桂川・渡月橋のたもとへ到着すると、ありました!渡月橋から少し上流にある堰の1.7メートルの落差を使った小さな白い「発電所」が。
…この小水力発電所は、市民NPO嵐山保勝会が「渡月橋に夜間照明がほしい」「京都議定書がスタートした京都で、環境にやさしい小水力発電を」と数年がかりでとりくんでこられたものです。
嵐山保勝会の田中専務理事と吉田理事からお話を聞きましたが、現在は、この発電所で夜間照明をまかない、昼間などの余った電気は関西電力に売電しているとのこと。けれど、売電単価が1kwあたり8円と低く、運営は大変だといいます。
…自然エネルギーの買い取り価格では、太陽光が一番高くて、それでも1kw=20円にしかなりません。。原油高騰の折、環境にやさしい再生可能エネルギーの普及への政策誘導がもっと必要だということがよくわかりました。
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午後は、電機商業組合との懇談に原田府議も合流。牧野理事長をはじめ、役員のみなさんから、大型量販店出店の影響や改正・消費生活用製品安全法などについて聞きました。
この間、さまざまな電気製品の事故やリコールがあり、上記の法改正や電気用品安全(PSE)法改正もうけて、地域や消費者に密着した「町の電気屋さん」の役割が大きくなっています。
ところが、京都でも大型量販店の横暴なやり方のせいで、小規模小売店は大変な苦境に…。「売った後に責任を持たない。つなぎ方などの指導もしない」「町の小売店の2倍近いマージン率=不当な低い卸値をメーカーに強いる」「メーカーから販売員を派遣させてコストを下げる」などの実態があり、公正取引委員会の指導が求められていることなど、お聞きしました。
吉井議員から「行政の役割として、規制強化をすすめるとともに、京都でも商調法の活用などぜひ検討を」、原田さんが「商品流通に関しての規制は、右へ、左へ、と揺れた経過があるが、いまは強化する方向へのチャンスの時」との報告もありました。
…ほんとうにそうですね。「規制緩和一辺倒」の反省と世論に押されて、PSE法や大店法規制や建築確認申請など改正へすすんできた流れがあります。いまこそ、この分野でも「ルールづくり」をすすめることが、消費者の立場からも大事ですね。ご一緒にがんばりましょう。