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07年3月14日(水)

狂言師の茂山童司さんと4年ぶり対談/山科演説会/伏見・醍醐建設後援会2007

 『京都民報』の対談シリーズで、狂言師の茂山童司さんと4年ぶりにお会いし、狂言や演劇をはじめ日本・ヨーロッパの文化や人々のこと、憲法9条etc.興味深いお話をいっぱい聞かせていただきました。

 ちなみに写真は、狂言の笑い方を童司さんに教えていただいているところ。…すご〜い!?(これだから候補者はやめられません!!)

 間もなく始まるヨーロッパツアーで、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、デンマークなどをまわる予定の童司さんは、“ちょっと散歩するような調子で”世界を歩いてきた“バイリンガル狂言師”としても有名人。いま、特にフランスでは空前の日本ブームで、アニメや狂言も人気が高いそうです。

 ヨーロッパで日本はどう見られているのかをきくと、「経済の強い国」と思われている半面、政治では「大統領制?」「総理って誰?」と尋ねられるなど、全然知られていないとのこと。けれど、日本国憲法9条=不戦条項の存在は、どの国でもかなりよく知られているんだそうです。

 狂言や演劇をめぐっては、「あっちは料金が安い。ふつうに人々が劇場に足を運ぶ」と童司さん。「日本で5〜6千円でやっている公演もフランスでは2千円くらい。劇団や劇場へのいろんな支援があって、政府が公的に支える視点がつよい」とのこと。…ブルジョワジー(資本家)のパトロンに支えられてきた歴史から、いちはやく政府が公的に支えるように変わったという話は、美術の分野とも共通するものだなぁと思いました。

 国立劇場や美術館・博物館を独立行政法人化して「競争原理」を持ちこみ、専門家への支援も貧困な日本とは大違いですね。芸術文化はみんなの権利として“受け手”も“つくり手”も豊かに広げられるような政治にするためにがんばるぞ! とあらためて感じました。

 他、山科の本庄府議&宮田市議の演説会と、伏見の醍醐建設後援会の決起集会でごあいさつしました。

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