07年1月17日(水)
農村労組旗びらき―山河荒らして「美しい国」か!?2007
今日は、京都府農村労組の旗びらき(綾部市)でご挨拶しました。
農村労組とは、主に山林労働者が個人加盟でつくっている労働組合。…「ケガと弁当は手前持ち」と言われ、何の補償もなかったところから、退職金制度や健康保険の適用などを掲げて組合がつくられ、「振動病」(チェーンソーの振動による障害)の労災認定や対策など、輝かしい歴史をもっている組合です。
休憩時間に、渡辺綱男委員長の自家製の甘酒をいただきながら、山林労働者の現状についてお聞きしました。
「一番の問題はワーキングプアだ」と渡辺委員長。…山仕事も賃金激減で、ベテラン作業員でも日当1万4千円。年間で仕事があるのは150日くらいで年収250万円程にしかならないそうです。
「昔は日当3万円で250日くらいは働いとったのに…」「仕事がないから畑を耕してもカネにならんし、こんなに貧乏じゃ!」「振動病の給付も政府の改悪でいつ打ち切られるか…」「そのうえ増税とは憤りをおぼえる!」「山河荒れ、過疎と高齢化で働く者が困っておって、これが『美しい国』か!?」…70歳を超えたみなさんから、口々に政治への怒りの言葉が噴き出します。
「安倍政権に一泡噴かせてやらんとあかん」「共産党の寺前さん(元衆院議員)はわしらと一緒になって運動してくれはった。ぜひ今度は成宮さんに当選してもらわな!」と熱い激励をいただきました。
…「ワーキングプア」「貧困」が、青年や高齢者、地方の人々などあらゆる国民に襲いかかるいま、憲法25条「生存権」を守る大運動を、と先日、日本共産党中央委員会総会が呼びかけたばかりです。
まじめに働くものが報われ、豊かな故郷を守る政治に変えないといけない。…みなさんのぎりぎりの願いをかみしめ、絶対に議席をとりもどしたい!!と胸に刻みました。