07年1月 6日(土)
全国地区委員長会議/読者のみなさんへの年賀状2007
第3回中央委員会総会に続き、5・6日、党本部で開かれた全国地区委員長会議に参加しました。新年早々、しかも地区委員長の全国会議は12年前ぶりとのこと。全国300あまりの地区委員会から、住民とむすんで奮闘しているユニークで感動的な発言が相次ぎました。
「助けて下さい」と蚊の鳴くような声…最後の10円玉で電話をかけてきた親子。必死で探し出し、生活保受給へ援助したという青森の地区委員会。生活を再建した親子が「あのとき死んでいたかもしれん」と入党されたそうで、胸を打たれる報告でした。
“負けるもん貝”のストラップ…大阪の損保職場で、労働条件切り下げやパワーハラスメントを告発し立ち上がった仲間を支援するためにつくられた会(貝)のストラップ。支店長までが「ひとつくれんか」と買ってくれるようになったそうです。勇気とたたかいが職場を変えつつあるんですね!
「議席を減らし、住民に申し訳ない」…失敗を教訓に、定数1でも勝てる党づくりの中長期目標をもって若い党員を2倍にした京都乙訓地区。大山崎町には民主町政と全国一の議席占有率を勝ちとった「地区は、党員のよりどころ、たたかいの砦です」と涙ながらに山田ちえ子副委員長。圧巻です。
「住民アンケートは恋人のラブレター」…各地でとりくまれている住民アンケート。京都伏見地区の団野委員長は「するのか? 内容は? 印刷と配布は? 帰ってきた要望をどうやって実現する?」と地域支部がみんなで話し合ってすすめ、支部が活性化していると報告。「要求を真ん中に」…支部も候補者もおんなじですね。
参院比例候補では、井上哲士さんが国会での党議席の役割・ねうちについて発言。改悪教育基本法が強行された最後の参院本会議で、民主は首相問責決議に背を向け、反対討論でも「自分たちの改正案のほうがいい」としか言えず、そのまま「防衛省」法案に賛成したそうです。対照的に日本共産党は、「やらせ質問」の独自調査と追及を全国の運動とのみごとな“連携プレー”ですすめました。障害者「自立」支援法の実態調査から政府の一部見直しも引き出しました。
「自民党政治に変わる綱領路線をはっきり持つ党、全国に地区や支部など草の根の力をもつ党だからできること!」と井上さん。…そのとおり!
選挙区候補では愛知の八田ひろ子さんが「どの党派も上回る構えで激戦を勝ち抜く」。身の引き締まる思いです。
会議初日、「改憲を参院選の争点に」と安倍首相が述べたと報じられました。
…改憲論議では、自民・民主が同じ路線、現に改憲手続き法案は両党の「共同修正」作業が通常国会にむけて急ピッチで進んでいるそうです。
夏の参院選で選ばれる議員は、文字通り憲法への態度が問われ、日本の進路を左右することになります。
「子どもたちの未来に戦争あかん!」…草の根のたたかいを広げ、なんとしても2つの選挙を勝ち抜く決意あらたに、京都へ帰ってきました。
*「読者への年賀状」(本日の『赤旗』関西面)…公職選挙法上、候補者は自由に年賀状を出すことができません。今年もたくさんの年賀状をいただき、こちらから出したいと思っていた方も大勢いらっしゃるのですが、大変失礼いたします。