06年11月26日(日)
子育てあったかトーク/国鉄まつり2006
●「子育て・教育あったかトーク」で中山徹さん講演
「子育て・教育あったかトーク」(主催:党京都府委員会)で、ママ・パパや保育園長さん学校の先生らと子育てをめぐる問題を話し合いました。
中山徹さん(奈良女子大学教授)は、小学校受験の競争や「認定子ども園」など、「格差社会」がすでに保育や教育環境にまで大きな影を落としている現状をしめし、これまでは親の経済力に差があっても、福祉や教育は平等に保障するという考え方だったのが、「カネしだいの社会にされようとしていると批判。地域や保護者・親などの“参加と自治”の力を引きだして変えていこう、という呼びかけが印象的でした。
成宮からは、「子育てってお金がかかりすぎ!」「こんな働き方では子育てはムリ」「独りぼっちの子育てはつらい」と多くのママ・パパの声を聞いてきたこと、児童虐待や「いじめ自殺」をめぐって児童相談所や母子支援施設、保育園などと懇談してきたことを紹介。多くのストレスがママ・パパや若い世代、子どもたちに押しつけられている現状を変えるために、政治・行政の課題として
▽若い世代に人間らしい働き方ルール確立を
▽子育てにかかる経済的負担の軽減を
▽児童虐待をなくすために体制とネットワーク強化を
▽すべての子育て家族への支援体制確立と強化を
▽産科不足の問題解決と小児救急医療の拡充を
の5つの視点と、「戦争する国」づくりを許さないために憲法や教育基本法を守ろうと話しました。
会場からは「小学校にあがって算数の宿題がスピードが早く、『わからなくてもいいよ』ってなったら大変だと実感」「学校の先生が上から言われることにもの言えない」「子育てや保育をめぐる対話の小さな輪を地域に広げていきたい」とたくさんの発言。
…話を聴いて学校教育のことなどいろいろと考えさせられました。それでも“子育て”って大変だけどほんとうにステキな仕事だというのが実感です。 みんなが心からそう言える社会にするために、子どもとママ・パパたちをめぐる政治と社会のあり方を変えていきたいと思いました。
●国労「国鉄まつり」で家族の会と餅つき
1047名の不当解雇・差別にたたかってきた国鉄労組と家族の会のみなさん。
「生まれたばかりだった子どもが来年は20歳に」と、たたかいは20年におよぶそうです。…「来年こそ勝利してほんとうの春を!」私もみなさんと一緒にがんばります。