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06年10月31日(火)

大山崎町の真鍋宗平さんのこと2006

 「真鍋さん勝ったで。議員も6人全員いけるで」――10月22日深夜、府北部3会場の演説会を終えて到着した宿に、その明るいニュースは飛び込んできました。  大山崎町長に当選した真鍋宗平さんは、京都市立芸(美)術大学の先輩。しかも、私の恩師である佐野賢さん(市立芸大教授)と同じ彫刻科に籍をおき、辻晋堂氏や堀内正和氏らのもとで学生時代を過ごしたという話を、選挙応援でご一緒したときに聞いていたので、ほんとに嬉しい!…“ものづくり”に携わってきた真鍋さんを、“まちづくり”のプロデューサーに選択した大山崎町の住民に熱い拍手を送ります。  “ものづくり”に関わってこの際もう一言。美術・芸術というと「至上」とか「孤高」がイメージされがちですが、実際はそんなことはありません。  真鍋さんご自身による『みちすがら』にも、学生時代に制作のための作業小屋をみんなで作ったりしながら「前衛的なデパート」の「雑多」な中で考えてきたことや、ウインドディスプレーから始まり、博覧会やまちづくりのプロデューサーとしての仕事のなかでは、多くの人々や組織と「気の遠くなるような会話」を積み重ね、事情を聞き整理してきた経験が紹介されています。  …なにかをつくりだすという仕事というのは、みんな「コラボレーション」や「セッション」(共産党的に言えば「双方向・循環型」)なんだなと、思います。  「これらを通じ、ぼくは聞き取りととりまとめの能力を飛躍的に高めた」と真鍋さん。  住民とコラボレートした新しいまちづくりへがんばって下さい!ほんとうに応援します!   (『京都民報』11/5号掲載)

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06年10月29日(日)

中京、西京事務所開き/左京演説会2006


●中京と西京で、いっせい地方選事務所開き
 いよいよいっせい地方選まで5ヵ月。そのトップを切って、中京区では原田(府会)・平井(市会)候補、西京区ではせのお(市会)・河合(市会)・森田(府会)候補の合同事務所開きが行われました。
 西京区は私が市立芸大の学生時代をすごし、党の職員として支部や後援会のみなさんと一緒に活動してきた地域。なつかしい多くの方々や在住の寺前巌元衆院議員にも激励いただき、地方選候補者とともに必ず勝ち抜く勇気と元気をもらいました。

 他、今日は、左京区松ヶ崎演説会で訴え。中京区朱雀診療所の「健康まつり」や新婦人ピースフェスタでごあいさつ。…新婦人フェスタのバザーでは、国産(香川県)小麦で作ったうどんを賞味させていただきました。こしがあっておいしい!

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06年10月28日(土)

舟屋の里・伊根で演説会2006


●「小さくても元気な町づくり」を応援する政治を
 11月に町長選・町議選が行われる伊根町へ行ってきました。
 NHKの朝ドラ『ええにょぼ』で“舟屋の里”がずいぶん有名になりました。夕刻、到着してさっそく、舟屋の里にある喫茶「かもめ」で新鮮なお魚をいただき、演説会へ。

 演説会では、党の町議選3候補(大谷いさお、芦原サカ江、宇治よしたか)とともにごあいさつ。
 私は、「伊根といえば、合併ではなく自立した町づくりを住民投票で選んだことが京都中を励ましているまちです」と、国・府による『合併』押し付けの根本には政府が地方財政削減をねらっていること、民主党も『道州制』推進で自民党と変わらないことを述べ、「地元ブランドを生かした農漁業を応援する政治に変えるためにも、日本共産党を伸ばして下さい」と訴えました。

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06年10月27日(金)

京福労組/キャンパス宣伝/亀岡演説会2006


●京福電鉄労組大会や個タク互助協同組合総会でごあいさつ
 京福電鉄労組大会では、京福をふくむ私鉄総連が「憲法9条擁護」を掲げておられることが、「改憲」論さかんないまの情勢のもとで大変重要であることを述べ、連帯のごあいさつをしました。

 個人タクシー互助協同組合総会でもごあいさつ。
 この間、タクシー関係者の運動によって、国交省政策審議会も規制緩和による「市場の失敗」(タクシー問題小委員会)や事実上の台数規制となる「タクシー運転者登録制度」導入を言わざるをえなくなっていることを紹介し、「構造改革・規制緩和路線に対決し、仲間の暮らしと仕事を守ってきたみなさんの運動のさらなる発展を」と述べました。


●青年学生のみなさんと大学キャンパス前リレー宣伝
 今日は「青年&大学門前DAY」ということで、朝の烏丸御池からスタートして、京都大学〜大谷大学〜立命館大学〜北野白梅町〜阪急西院駅前と街頭トーク。
 民青同盟や学生、地方選候補者のみなさんとともに、青年雇用問題の解決や学費値下げへ、日本共産党と力を合わせよう、と呼びかけました。


●亀岡演説会で市議選・府議選候補のみなさんと
 夜は、上京区での演説会のあと、亀岡へ。
 1月の亀岡市議選の予定候補5人(立花たけ子、田中ゆたか、並河あい子、苗村かつよ、馬場たかし)、4月の府会選挙の山木じゅんじ候補とともに演説会でごあいさつ。
 演壇の上にはみごとなコスモス。並河さんのお隣宅からいただいたのだそうで、いま我が家の玄関で元気に咲いています。

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06年10月26日(木)

口丹DAYで和知へ2006


●京丹波町JR和知駅前で小林府会候補と
 京丹波町の旧和知町内で小林つよきさんや町議とともに街頭宣伝。紅葉にはまだ早いのですが、この地方独特の谷の深い山々や、刈り入れのすんだ棚田にコスモスが美しい。
 合併して1年になる京丹波町でも、国保瑞穂病院や和知診療所などの医師不足、郵便局の集配廃止問題がもちあがっています。「構想改革」の名による地方自治体と住民切りすてを許さないために私もがんばります。

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06年10月18日(水)

アートdeArt(5)棚田と鬼の里は元気。大槻博路展e001_artde)アート de Art

  大江町在住の大槻博路さんの作品展は、その名も「鬼の里は元気」。ふるさとを描いた「棚田シリーズ」は、盛られた絵の具が田んぼの土そのもののようです。

 米と酒米をつくる農民でもある大槻さんが、「棚田」を描き始めたは10年程前から。それまでは「画室シリーズ」としてアトリエの中を描いていたそうです。「今から思うと、東京や大阪という『都会』から戻ってきて、何を描いたらええのかわからんかったんやね」。…転機になったのは外国への旅。よその国から故郷を想い、帰郷して、そこに広がる棚田が日本の原風景だと気づいたといいます。

 「田んぼの土を耕す、すると色が変わる。水を張り田植えをすると、またガラッと変わる。稲が育ち穂が出て、黄金色になる。…大地に、絵を描いてるんですよ」との言葉には、絵と同じように、自然と向きあう労働と根を張った生活の実感が滲んでいます。

 そういえば、「文化」という言葉の語源は「耕す」であり、「搾取」の語源も自然に働きかけて成果を抽出するという意味だと聞いたことがあります。マルクスも『資本論』で「自然と人間との物質代謝」といっていましたが、自然に働きかけ変化させ、その成果を得てさらに人間と自然を豊かにする営みが、人間の歴史をつくってました。…だからきっと、絵を描くことと土を耕すことは深く繋がっているんですね。

 大槻作品、タイトルも目を惹きます。「こんなはずでは…」「言うとったやろ!」「ほんまにその通り!」「明けない夜はない」…。意味を尋ねると、「まちを守ろうと運動してきたみんなの想いが凝縮されとるんや」。

 その大江町では、そろそろ地酒作りが本格的になるそうです。“日本昔話”のような棚田と鬼と酒の里を、私もまた訪ねたいなと思いました。(『京都民報』10/22付「アートdeArt」)

*大槻博路作品展 10月23日(月)まで ギャラリーかもがわ(上京区堀川通出水西入ル上ル)

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06年10月14日(土)

中国理論交流団/いのちくらし報告懇談会2006


●中国共産党の理論交流代表団が京都府委員会へ
 中国共産党の社会科学院マルクス主義研究団の代表団が11日から来日しています。日本共産党中央委員会での理論交流を終えたみなさんが、今日は京都府委員会へ来られました。渡辺委員長、西山副委員長とともに歓迎し、懇談しました。

●「いのちくらし報告懇談会」で介護や医療、障害者の告発
 党府委員会と府会・市会議員団の開いた報告懇談会には、介護や老健、障害者施設長、家族など125人が参加いただきました。どの分野でも、政府の制度改悪による負担増で、施設や利用者が深刻な実情におかれていることを告発する発言があいつぎました。
 成宮も、4月以降で70近い介護や医療、障害者施設などを訪問してきたことを報告・発言しました。

〔成宮まり子の発言要旨〕
 北部のある介護施設では、「介護保険はまるで泥舟だ。スタート時にはいいことを言っておいて、3年目には『金がない、荷物を捨てろ』、5年目には『制度が破綻する、人間も海に飛び込め』。ひどいじゃないか」と言っておられました。
 伏見区の障害者施設では「知的や精神障害者本人が、お金がかかるからと利用日数を減らしておられる。一般就労した後の欠員が埋まらず、施設運営費が大きく減収になり職員の減俸でも埋まらない。どうしろって言うのですか!」「障害区分認定があまりにも理不尽。介護保険との統合ありきでの区分はおかしい」「銀行手数料の負担が大きく、自立支援法でもうかったのは銀行では」との声を聞きました。
 医療改悪では、ある開業医が「診療報酬の連続改悪のうえに制度がころころ変わり、地域医療を考えてやってきたけれどもちっとも報われない政治に疲れた」。北部の元自治体病院では「うちは療養型と介護型病床がほとんどだ。削減方針でいったいどうなるのか。まじめに医療を施しても経営がたちゆかんとなると、言いたくないが国の政治がおかしい」と話しておられました。

 …どこでもみなさんが、患者やお年より、障害者のために必死になっておられるのに、その努力を政治がズタズタにしていて、「どうしろというのか」と怒りの声。国の方針の大まちがい、破綻は明らかです。

 いま立場を超えて、声をさらに上げ“大騒ぎ”しなければいけないし、同時に、根本からの政治の転換が必要だと思います。ある開業医さんは、会うなり「大型公共事業や軍事費を減らし、医療・社会保障に回すべきという共産党の主張はその通り」と言われました。舞鶴の大病院の院長さんも「あるべき医療というのは、国民すべてが必要な医療を受けられること。日本はこれまでめざしてきたはずなんだが、そんなにむずかしいことでしょうか」と。医師のなかで「憲法9条と25条をいかす医師の会」というのがあり、ポスターもありました。

 いま、共同の旗印として憲法25条を高く掲げ、政治の転換を求めることが必要だと思います。
 そのためにも来年の2つの選挙で、いのち守る日本共産党の議席を増やしたい。とくに参院選では私自身が議席を取り戻し、お聞きしたみなさんの声を国政に届け、「構造改革を加速させる」とまだ言っている安倍首相をぎゃふんと言わせたいと思っています。がんばります。

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06年10月13日(金)

参院委・市田忠義書記局長の質問、傍聴へ2006

 国会傍聴、市田書記局長の青年雇用問題の質疑、ナマで見ました!

 …初めて入った参議院予算委員会室。午前10時すぎ、市田さんが青年雇用問題をテーマにした質問を始めると、議場の空気が張りつめます。

 “ワーキングプア”の若者急増の背景にある、派遣労働や「偽装請負」の問題。まず市田さんは、独自入手した派遣大手クリスタルグループの受け入れ先企業一覧を示しました。キヤノン、松下、ソニー、東芝など誰もが知っている企業名がずらり。

 なぜこんなに派遣が増えたのか?正社員を1人雇うと時給3500円(年金、福利厚生含む)かかるのに、派遣だと時給1000円。差額の2500円を派遣先企業と派遣元会社がもうけのタネにしています。〜ちなみに、クリスタルのオーナーは「プロは違法行為が許される。境界線で勝負する」とまで経営方針を言っているんだそうです。

 市田さんが「派遣や請負労働者がどんな働き方をさせられているか、総理、知っている範囲で述べて下さい」と訊くと、安倍首相は「正社員と協業」としか答えられず。

 そこで市田さんは、ある自動車大手の派遣労働者が3人1部屋に住まわされて冷蔵庫代なども天引き、40度の熱でも「出てこい」と言われ、倒れたらクビになって追い出されホームレスになった、という事例を告発。「こんな生産体制は異常ではないのか」との追及に、安倍首相「ワーキングプアを前提にした企業の生産体制には大変な問題がある」

 さらに市田さんは、「偽装請負」=「実態は派遣」なのだから、労働者派遣法に照らせば派遣先企業には派遣期間(いまは1年)を過ぎて仕事をさせる場合、「直接雇用の申し出」義務が生じる、これを遵守するようにきびしく指導すべきと迫りました。

 安倍首相「(派遣先についても)法令に違反しているのであれば、厳格に対応していかなければならない」 …出ました、画期的な答弁!!

 多くの大企業製造現場が「偽装請負」を含むワーキングプアで成り立っている現状を「問題だ」と首相が認め、派遣元だけでなく派遣先にも「厳格に」指導をすすめれば、派遣労働者の直接雇用を広げることにつながります。

 すでに光洋シーリングテクノ(徳島にあるトヨタの孫会社)などでは、青年労働者のたたかいによって正規雇用化をかちとっていますが、こうした成果を全国に広げる大きなステップになる答弁です!

 …傍聴席から見た委員会室の様子が、非常に印象的です。

 自民党席は、静まりかえって「国際競争力のためにはしょうがない」とか、そんなヤジはひとつも無し。

 民主党席:クリスタルの派遣先一覧や、派遣の実態、「ピンはね」…市田さんの追及たびに、「へ〜」「ほ〜」「あの資料はくれないの?」と、どよめきの声。

 市田書記局長は「議場の他党を味方につけることができた」

 …さすがです。「構造改革」「規制緩和」を旗を振って推進してきた人たちでさえ、実態をつきつけられれば対処や改善が必要だと認めざるをえない。

 いま、雇用をめぐるたたかいはそういう山場にさしかっているんだな、と実感しました。…初めての国会傍聴。井上さとし参院議員、こくた衆院議員、秘書のみなさんに大変お世話になりました。

 それにしても、ライブ質問は面白い。圧巻でした。 「私もぜひやりたい。市田さんの続きを!」と思いました。ホントに!!

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06年10月12日(木)

リリコ日記(28)ことばのちから000_ririko)リリコ日記

 「ば〜か。まり、きら〜い!ばか!」…どうも、正面きって言われると、自分の娘の言葉でも、とってもハラが立つもんですね。

 「『ばか』なんて言わんとき!リリコが言われたらいややろ〜」と言っても全然だめ。

 しまいには、「『ばか』言うてるリリコが『大ばか』や!!」と、こっちが大人げないキツイ言葉をぶつけてしまって、反省、反省…。

 かと思えば、「京都まつり」の日のことです。

 中央ステージで私が演説するのを、ステージの正面で、手を振ったり飛び跳ねたりして聞いていたリリコが、家に帰った後、言った言葉…

「あのな、リリコな、まりが『そこにむすめがきています』っていうたの、すごいうれしかってん」

 …胸がきゅん、となりました。

 言葉って、人類の、ほんとうに偉大な“発明品”ですね〜。

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06年10月 9日(月)

北朝鮮核実験に抗議/青年党員交流講座2006


●「核実験に抗議。平壌宣言や6カ国協議へ早く復帰を」
 昨日今日と、伏見区で2ヶ所の議会報告演説会で訴えました。
 今日の向島小学校演説会では、開始直前に「北朝鮮が核実験をおこなった」とのニュースが!
 …ほんとうに許せない!
 私は「北東アジアの平和と安全に反する北朝鮮の核実験強行に抗議します」と、北朝鮮が一刻も早く「日朝平壌宣言」や6カ国協議に戻ることをつよく求めるとともに、「日本政府はこういうとき、憲法9条をもつ国として、国際社会とともに事態の平和的・外交的解決へ全力を」と求めていくことを述べました。

●日本共産党京都府委員会の青年党員活動交流講座へ
 午後は、青年日本共産党員交流講座に出席し発言。
 …成宮自身も、京都の青年運動のなかで、震災救援ボランティアや高校生の運動などに関わって「政治を変えたい」との思いをつよめてきたこと、民青同盟府委員長の時代には、「かえるネット」を結成したり、就職難や高学費に悔しい思いをする多くの若者と一緒に「相手に心をよせられる人になろう」「あきらめない生き方をしよう」「自分自身の成長で新しい社会をつくろう」と活動してきたことをふりかえり、「この思いを原点に、来年の選挙勝利をきりひらきたい」と決意を述べました。

 交流講座には100人以上の青年党員や候補者が集まり、発言では「韓国フィールドワークに行って元従軍慰安婦たちの話を聞いてきた。いま、大学での報告企画を準備中」(右京)、「成宮さんとの『ナルマリ・トークバトル』を準備するなかで、みんなの思いがひとつになってきた」(山科)、「自分のブログでも共産党や選挙のことを書くと反響が大きい」(左京)、「地方選の候補者として青年雇用問題を訴えるとたくさんの反応がある」(西京)、「子育てをしながらの活動を模索中」(北)、…などなど、いろんな活動のヒントや元気をもらいました。

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06年10月 8日(日)

農村&民間労組いもほり2006


●山男たちの“丘マグロ”の味に感激!
 なんとか雨が上がり、農村労組と労働共済加盟の民間労組のみなさんとのいもほり交流大会に綾部へ行きました。
 農村労組とは、“山仕事”の労働者がつくる労働組合です。林業の仕事や鉄砲撃ちの話、「振動病」(木材を切るチェーンソー使用による職業病)の労災認定をかちとってきた歴史をお聞きしながら、鹿の背肉の刺身(!!)に舌鼓をうちました。「ここでしか食べられへんで」と捕ってきた猟師さん。…それにしても美味い! あっさりとしていてトロリと柔らか。刺身で食べられるのはこの背中だけだそうで、山男は“丘マグロ”と呼ぶんだそうです。

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06年10月 6日(金)

立命大宣伝/舞鶴DAY2006


●立命館大学の正門前で朝の宣伝
 金曜朝の「成まりとがんばろう宣伝」は今週から大学門前へ。
 「立命かえるネット」の学生のみなさんと一緒に正門前で宣伝しました。あいにくの雨でしたが「ポスターの人ですか」と立ち止まる学生さんもいて注目されました。


●舞鶴で市議選の小杉・伊田・ごの・あさの候補らと訴え
 午後は舞鶴へ行き、秋雨前線の影響で激しい雨風の下、4人の市議選候補、吉田さゆみ5区代表と街頭宣伝。

 また、北部の医師不足問題で、府会議員団・府委員会の発表した「提言」も持って、舞鶴共済病院の院長先生を訪問しました。
 院長先生は、ご自身が25年間も舞鶴の地域医療向上へ努力をしてこられたとのこと。その立場から、いまの国による低医療費政策と病院経営難の問題などご意見をいただきました。舞鶴市民病院と市政にもかかわって、「病院経営で儲けようなんていう考えではいけない。住民1人ひとりが必要な医療に不足することのないように、というのが医療人としての原点だ。そこを外れては特に公的病院はなりたたない」と院長さん。…あらためて、いまの医療政策・行政に一番欠けているものを教えていただいた思いです。

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06年10月 5日(木)

タクシーの自交総連大会2006


●情勢動かすタクシー労働者。たたかいは24時間「おはよう」?
 タクシー労組の自交総連京都地連大会でごあいさつしました。
 「規制緩和のトップランナー」といわれたタクシー業界ですが、増車や運賃自由化の結果、交通事故や長時間労働、「過労死」の激増、なにより運転手の収入激減、…と規制緩和路線の破たんがあきらかです。
 そんななかで自交総連は「タクシー運転手登録制度」などのルールづくりを提案してねばりづよく運動してこられました。この夏には、国交省交通政策審議会・タクシー小委員会も「市場の失敗」「まず政令指定都市への運転手登録制度の導入」と言わざるを得なくなるところまで追いこんできています。
 “継続したたたかいは情勢を動かす”…あきらめない、そして分断されないことが大事。タクシー労働者のみなさんのたたかいに、大きな勇気を教えてもらいました。

 実は、先日(2日)も京聯タクシー労組でごあいさつしたのですが、午後の大会だったのになぜか私は「おはようございます」。…しまった!と赤面した場面がありました。
 ところが、それを聞きつけた別の会社のタクシー運転手さんが、「僕らは日勤も夜勤もある24時間営業やから、いつも仕事始めは『おはよう』で、仕事終わりは『お疲れ』や。さすが成宮さん、よう知ってるなぁ」と声をかけてくれました。
 …ほんまかいな!?と思いましたが、ちょっと救われました。お疲れさまです!

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06年10月 4日(水)

アートdeArt(4)“夢見る力 いつまでも” 永田萠さんの世界e001_artde)アート de Art

 イラストレーターで絵本作家の永田萠さんの新作エッセイ画集展を、西山とき子さんとともに訪ねました。

 「ギャラリー妖精村」に一歩入るとそこは“カラーインクのマジシャン”といわれる萠さんワールド。「京都新聞もくよう版」連載の原画が並び、幸運にも、萠さんにお話を聞くことができました。

 「色の組み合わせがすべて。たくさんの組み合わせを持ちたい」と萠さん。各国を旅すると、空気の色が違うそうです。

 「ひまわりは日本でも咲くけれど、スペインではすっくと立つ花の背景の空がほんとに青い。スペインのひまわりって、日本とまるで違う風をまとっているのよ」という話にナルホド納得。

 …では日本らしい色は?と尋ねると、「春の桜、雨にあじさい。桜っていうのは、何度描いてもまだ描ききれないの」と言います。

 人を喜ばせ楽しませたい、気持ちを和ませる絵を描きたいという萠さん。実は、絵描きになるきっかけになったのは画家・いわさきちひろの死だそうです。

 「あの絵を引き継ぎ、子どもたちに届けたくて。子どもは正直です。どんな名声もお金も通じない眼で見るもの」。

 同時に、世の中のいろんな事件に心がゆれると言います。エッセイにも、子どもをめぐる事件やイラク自衛隊派遣の日のエピソードが綴られ、「京都女性九条アピール」呼びかけ人にも名前を連ねる萠さんです。

 「夢見る力 いつまでも」との言葉をいただき、私もなんだか萠さんに心を耕されたような気がしつつ、展覧会を後にしました。(京都民報「アートdeArt」)

*永田萠 新作エッセイ画集展 11月26日まで(隔週入れ替え)ギャラリー妖精村(中京区堺町通り三条上ル)

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