成まりブログ2006年09月
06年9月30日(土)
国政報告街宣/国民救援会2006
今日は、娘リリコの保育園の運動会。
…早起きしてお弁当作りと演説やあいさつの原稿書きをし、保育園にお弁当をもって走ったのですが、たどり着いたのは「親子競技」がちょうど終わったところでした。
リリコは「おとうちゃんとでた〜」と満足そう。でも私は残念! 出たかったのに…。
●国民救援会京都府本部大会でごあいさつ
安倍政権の所信表明演説が、「日本」「美しい国」などを41回も連発して国家主義を強調、憲法や教育基本法改悪、集団的自衛権などの危険な道に本格的に踏み込もうとしていることや、同時に、国民から正体が見えやすくなっており「臨時国会で教育基本法改悪案や改憲手続き法案、『共謀罪』などを廃案に追いこむためにがんばりましょう」と訴え。
各地のビラ配布弾圧事件など、権力による市民運動の監視や弾圧がつよまるなか、救援会運動はますます重要になっています。
続いて、京都社会福祉協議会50周年レセプションへ。
●「共産党、勢ぞろいしてるやん」と国政報告街頭演説会に
夕方、こくた衆院議員、井上参院議員と合流して国政報告街頭演説会へ。
四条通と京都駅前で訴えると、安倍政権発足ということもあってか、若者や観光客などたくさんの人々が立ち止まり、「共産党、勢ぞろいしてるやん」「ポスターの人やん、ホンモノやん」の声、あちこちから携帯やデジカメで写真をパチパチ撮られ、演説には拍手まで起こって宣伝カーの上でびっくり!!
…ありがとう!安倍政権と正面対決の共産党、がんばります。
06年9月29日(金)
青年宣伝に手作り看板/伏見DAY2006
●「成まりと一緒に今日もがんばろう」宣伝に手作り看板登場
金曜朝、恒例の青年早朝宣伝に、畳一枚分もある大きな看板が登場し目立ってます。
民青同盟府委員会の中川葵さん、中村陽介くん(写真)によるもの。どうもありがとう!
●伏見DAY。障害者「自立」支援法ききとり、青年雇用宣伝
午後は伏見区へ。
障害者「自立」支援法の10月からの本格実施を前に、障害者施設長さんらを訪問し実態をききました(石村3区代表、上原府議候補、山根市議候補と)。
「就労が強調され、一般就労ができたけれどもその欠員が半年以上埋まらない。希望者はあるのに、やっぱり利用者負担が大きな影になっている」
「障害区分判定が遅れているし、項目がめちゃくちゃで実態を全く反映していない。介護保険との統合先にありきになっている」
「報酬単価が減って、施設運営費が大赤字。職員の給与ダウンでも埋まらないんです。もう、どうしろっていうんでしょうか!」
…さまざまな矛盾をお聴きして、根本的な「応益負担」という間違いを正すことが必要であると同時に、緊急の改善もなんとしてもかちとらなければいけない、とあらためて痛感させられました。
続いて、党の住吉居住支部のみなさんと歩いて宣伝し、マツモト前や東大手筋では、山根智史市会候補(25才!)、赤坂仁市議とともに青年雇用問題でマイクトーク。
…「がんばって下さい!」のご声援や、「あのしゃべってる人が“成宮まり子”ですか?」と声がかかりました。やっぱ、ポスターって威力あるんですね。
06年9月26日(火)
安倍政権発足の一日。2006
●臨時国会開会の朝。島津門前で「暮らし雇用破壊許さない!」
今日から臨時国会。朝一番、島津製作所前で党島津支部や後援会のみなさん、かみね府議とともに街頭宣伝に立ちました。
弱肉強食の「構造改革」を「加速させる」とし、先の侵略戦争を正当化しつつ「改憲を5年以内に」と狙っている安倍内閣が今日発足します。これに対決して、雇用や暮らしを守るためにがんばる決意を述べながら「京都青年雇用アンケート」を配布しましたが、これが、すばらしい受けとり率!!
…さすが党島津支部のふだんの奮闘ぶりを感じさせるものでした。
●八幡女性後援会の学習会、男山Aコープ前でマイクトーク
午後は八幡・男山団地で女性後援会の税金学習会(講師は浜田6区代表)で懇談。
子どもの医療費無料化や小児救急医療体制充実、介護保険による施設入所者の負担増や介護ベッド「取りあげ」の実態などひどい現実を告発する発言に、「こういう願いを届ける参議院京都の議席をとりもどすために女性のみなさんの力貸して下さい」と訴えました。
さっそくそのまま、Aコープ前で亀田市議、ひなご府会候補、浜田さんと宣伝。
亀田さんやひなごさんは買物客ともよく顔なじみで、たくさんの激励が寄せられます。「最近は歩いてるだけで生活相談がどんどん寄せられるねん」と亀田さん。「そうかぁ。私ら絶対勝たないとあかんね」と、来年の選挙に向けた決意をかためあいました。
同時刻、安倍新首相による組閣。
靖国神社参拝支持や改憲を唱える麻生太郎氏が外相再任、文科相には教育基本法改悪論者の伊吹文明氏など、“靖国派”“タカ派“色のつよい布陣です。
あらためて臨時国会に呼応したたたかいをつよめるとともに、安倍政権下の最初の国政選挙となる07年参院選で、私たち日本共産党が前進することの意味の重さを胸に刻みました。
06年9月25日(月)
北ビブレ前で青年雇用宣伝2006
●「残業代は出てる?休みは?給料は?」若者にアンケート
とりくんでいる「京都青年雇用大調査」で、今夜は北大路ビブレ前で、新井府議や民青同盟のメンバーとアンケートトーク。アンケートにはすでに400通の返信があり、若者のひどい働き方が浮きぼりになっています。
- 「労働時間がすごく長い。タダ働き残業を2時間も3時間もするのは嫌です」(21才女性)
- 「人間を便利使いするな!と言いたい」(23才アルバイト・伏見)
- 「正社員になって労働にみあう身分保障をうけたい。使い捨てにされたくない」(26才女性・左京)
- 「仕事がきつく、1年間で体重が18キロ落ちた」(28才男性・中京)
- 「使い捨て労働者を減らし、正社員の増員をして。アルバイトでは何年勤めても収入は増えずボーナスもない」(30才女性・上京)
- 「ハローワークの求人ですらウソがたくさんあり、騙されるのが怖くて働く気になれない」
- 「あまりにも正規とパートに差がありすぎます。1人でも多くの人が正社員になればと思う」(34才女性・宇治)
- 「派遣の時給を上げてほしい。交通費をいただきたい」(25才・亀岡)
- 「労働時間が短く収入が少ないために少子化がとまらない!今は金持ちしか結婚できない」(26才アルバイト・峰山)
- 「厚生年金なし、健康診断を1回もやったことない。契約内容を確認したい。先行き不安を何とかして」(27才女性・向日)
…アンケートを読めば読むほど、ほんまにひどい!!
明日から臨時国会ですが、安倍自民新総裁は「再チャレンジ」と言うなら、青年や労働者のこういうひどい働き方をつくりだした小泉「構造改革」「規制緩和」を根本から見直さないとあかんのではないでしょうか!?
青年が“人間らしく”働ける社会をつくることは、日本の未来にかかわる大問題。あきらめないで声をあげ一緒に政治を動かしていきましょう。雇用アンケートへのご協力をひきつづきよろしく。
06年9月24日(日)
京都まつりに2万人2006
秋晴れの空の下、「2006京都まつり」(宝ヶ池公園)は2万人の参加で大成功しました。さまざまな出会い、なつかしい笑顔、子どもたちの声、おいしく楽しい物産や出店、…来年の2大選挙へよしがんばろう!と元気になる集会でした。ご参加いただいたみなさんやスタッフの方々、ありがとうございました。
●10:20〜井上・成宮テント開き 市田さんも会場到着。井上テントには比例の活動地域10府県の物産が並びます。鯖寿司や八丁味噌、おいしそう。
●11:00〜教育基本法改悪を許さないシンポジウム 弁護士の山下綾子さん、京教組の藤本雅英委員長、井上さとし参院議員の3人のパネリストから、「戦争のない国づくり」を教育の力にもとめた憲法と教育基本法との関係や、自民・安倍氏による「教育改革」のねらいと臨時国会、そして「日の丸・君が代」のおしつけを違憲とした東京地裁判決とたたかいの展望など、さまざまな角度からの報告。
会場からも、北部福知山、伏見区など草の根の運動が予想を超えて広がっていると元気な発言。…秋のたたかいを大きく広げようと決意をかためあうシンポとなりました。
●12:00〜各テント前集会 西山とき子さんや青年サポーターとGO。まず伏見・乙訓集会で井上さんや候補者とガッツポーズ。大山崎町長選挙に出馬表明された真鍋さんもごあいさつ。市立芸大の大先輩です。
●洛南集会 続いて、走って走って左京集会になんとか間に合った!
途中、京建労テントや京商連や伝統産業コーナー、文化後援会、美術家後援会による「一日美術館」、「親と子のひろば」で手遊び&あいさつ。他、各地のテントや参加者にごあいさつ、握手、写真撮影。あちこちのテントでおいしそうな品物が…でも匂いだけ、おなかペコペコ。
●13:30〜中央舞台記念集会 市田忠義書記局長も入れて97人の候補者そろい踏み。政治集会では市田さんが記念講演。井上さん、こくたさん、新井府議、山中市議とともに成宮も決意表明。
●14:50〜成まりテント似顔絵コーナー 美術家後援会のみなさん。娘・リリコの顔を描いてくれているのは市立芸大1回生のさくらさん(19才)。上手ですねぇ!学生時代は私もよく描いたもんですが…。
●15:20〜青年・民青同盟コーナー 「青年の力が社会を動かします。日本共産党に入って、政治と社会を変えるために一緒にがんばりましょう」と訴え。19才の学生がその場で入党申込み書にサインしてくれて、握手!!
06年9月22日(金)
西京朝宣/増税反対/東青年トークバトル2006
●朝一番、桂駅で“成まりと一緒に今日もがんばろう”
西京区桂駅で、森田府会候補と一緒に青年雇用調査アンケートを配布して訴え。「あなたポスターの人ね。ポスターより若い。会えて嬉しい」と女性に声をかけてもらったり、バス待ちの高校生たちがじいっとこっちを見てニッコリ。…ありがとう! あなたたちの未来のためにもガンバリます。
●昼休みタイム。京都駅前の大増税反対署名宣伝
一昨日の自民・安倍新総裁は会見で「消費税を増税しないとは一言も言っていない」と08年からの増税をにじませる発言。…導入以来の消費税が大企業減税に消えたこと、背景には企業団体献金で各政党が汚染されていることを紹介しつつ、来年の参院選で「大増税ノー」の議席を、と訴えました。…それにしても暑い。澄みきった空に陽差しがきつい。署名行動のみなさん、ごくろうさま。
●自民・安倍氏、民主・小沢氏らとトークバトル…東の青年
連続青年トーク企画の山科・東バージョンは、「ナルマリ・トークバトル」。
靖国と憲法、社会保障と税、青年雇用などをめぐって、現役政治家たちの実際の発言をもとにしたシナリオで、自民・安倍晋三氏や片山さつき氏、民主・小沢一郎氏や仙谷由人氏らの政治家役になった青年たちと“トークバトル”を繰り広げるというもの。
…このシナリオ、そして今日のために作られたビデオ映像は、ともに青年自身によるもの。実によくできているので驚かされました。
チラシのイラスト(下)は、丸山さえさん。
続いて、高い学費やひどい働き方や低賃金、生活保護など、実感をこめた青年たちの告発。
「アルバイトで裁判なんて、バカだと思いますか?」との残業代未払いやセクハラ被害の裁判をたたかっている20代の女性の発言に、「バカなんてとんでもない。あなたの勇気に日本中の若者も、私もすごく励まされていますよ」と答えました。彼女も言っていましたが、ほんとうに多くの青年が泣き寝入りさせられている現状があります。
…あきらめないで声をあげることで変えていけるんだと多くの青年に声が届くように、そして誰もが人間らしく働ける社会をつくるために、若い世代のみなさんと一緒にがんばりたい。
06年9月20日(水)
アートdeArt(3)アートは世界と人生そのものe001_artde)アート de Art
「絵は、部屋を飾るために描かれるんじゃない。攻撃と敵に対する防衛のためのたたかいの武器だ」――「ゲルニカ」を描いたパブロ・ピカソ(1881-1973)の言葉です。
「日韓美術交流展(主催・日本美術会)」会場で、再びその言葉を想い返しました。
古澤潤さんの油彩。最初、紺の上の白い筆致は織物の模様のように見えました。まん中には焼け焦げたような痕跡。
…近寄っていくと、あれ?筆致の一つひとつが生きモノのよう。あっ!これは人間だ。手もある、足も、顔もある人間の身体が並べられています。はっとしてタイトルに眼をやると、「IRAQ BODY COUNT V」。
…では、焼け焦げたような痕は、バクダン、それとも地雷?その地上はほんとうはモノクロでなく、燃えるように真っ赤だったのかも知れない…。
よく、「いい絵は、遠くから見ても近くでもいい」と言います。絵画に限らず“いい作品”は重層的な要素をもっていると私は思います。
例えば、美しい花を静かに描写しているのにすごく大きな悲しみがにじんでいたり、くそまじめな顔を描いているのにポップで喜劇的だったり、さらには、こうやって言葉では代弁しえない画家自身のもののとらえ方や人間性が、作品には反映します。それを深く連想させる作品に出会うことが、私にとってのアートの魅力のひとつです。
ピカソはこうも言っています。
「芸術家は政治的存在であり、悲痛な、熱情的な、幸福な、世界の出来事にいつも気を配り、そのイメージで自分を完全に形づくるものだ。…豊かな人生そのものから離れて、冷たく無関心でいるなどどうしてできようか」と。
アートは、世界と人生そのもの、なんですね。(『京都民報』9/24付「アートdeArt」)
06年9月18日(月)
西右京青年トーク/山根智史伏見市会候補2006
●“未来予想図”決めるのは青年!…西右京青年トークで
成宮まり子の地元、西・右京区での青年トーク企画がありました。
最初に、参加者に「30年後の自分予想」をしてもらうと、「ゆったり家族と暮らしたい」「休みのとれる仕事につきたい」「日本が戦争をしていないか不安」というのや、「アラスカに移住したい」「冥王星が惑星に戻っているか」など、さまざまな声が出されました。
そこで成宮からは「みなさんの願いを叶えるためにがんばりたい。でもこのまま自民・公明政権が続けば、はっきり言って実現しません」と、若者の願いに背を向けるいまの政治の異常を話し、「未来をほんとうに決めるのは若い世代。一緒にがんばろう」と、日本共産党の改革案を説明しました。
続いて質疑応答と分散討論へ。
「竹中大臣の辞任をどうみる?」「作品『戦争ゴッコ』を解説して下さい」「来年の選挙はどうやって勝つつもり?」などの質問に答えて、「これまでの得票を2倍くらいに伸ばさないと勝てない。でも、若いみなさんはブームを作る力をもっている世代。20〜30代有権者の過半数の支持を得られるくらいに私もがんばるので、力を貸してほしい」と訴えました。
●伏見市会4人目山根智史候補や井上参院議員と街宣
つづいて、来春いっせい地方選にむけ、伏見区市会候補の待望4人目が発表された伏見へ。
山根智史(ともふみ)さん、25才。
彼のことは民青同盟・龍谷大学の学生時代から知っていますが、ひたむきにがんばってきた若い仲間の新たな決意に拍手です!…ともにがんばりましょうね。
06年9月16日(土)
医師不足で京丹波町2006
●「地域医療の中核は自治体病院」…瑞穂病院と和知診療所で
医師不足や医療制度改悪の問題で、党府議団の新井さん島田さん、小林つよき府会候補、京丹波町議の坂本さんとともに、国保瑞穂病院と和知診療所を訪問しました。
瑞穂病院で佐藤院長にうかがうと、こちらでも医師不足で大学からの派遣に頼っていること、看護師を募集しても、町合併で職員給与が大幅に下がったこともあって応募がゼロなど現状は深刻。さらに政府による療養病床削減や地方財政切りすてが大きく影響しているそうです。
「しかし、診療報酬が下がったからといって患者に出て行って下さいとは言えませんよ。『財政合理化』優先ではなく、地域住民のいのちと健康をどう守るのかというのが病院の基本です。もっとこの地域の連携などをやっていきたい」と院長さん。
和知診療所では片山事務長と懇談しました。かなり広域に在宅訪問診療にとりくんだり、住民のさまざまな要望に応えていることをお聴きしました。「町でも審議会が始まったが、採算性からだけ考えたら『診療所をなくす』ことになる。そうではなく診療所があることで住民の健康や安心、まちの活性化につながるはず」との話に納得。
…やっぱり地域医療の中核を担うのは自治体病院、ということを現場のお話からあらためて学びました。
06年9月15日(金)
長岡京青年朝宣/山科トーク集会2006
●「青年雇用アンケートにご協力を」みながわ候補、小原市議と
毎週金曜朝の「成まりと一緒に今日も1日がんばろう宣伝」、今週はJR長岡京駅前で、府会候補(長岡京・大山崎)のみながわ朋枝さんや小原市議をはじめ市会議員団、青年のみなさんと一緒に青年雇用アンケートを配って訴えました。
●パパの帰りは「終電で11時12時」…「え〜ひどい!」
山科新婦人内後援会による「成宮まり子と思いっきりトーク」を3ヶ所で開いていただき、宮田市議とともに懇談しました。
午前中は、新婦人「リズム小組」後の子育てママたちとのトーク。
私から「みなさんのお家、パパは何時に帰ってくる?」と手を挙げてもらったんです。すると、「6時」はゼロ、「8時」3人、「9時」3人、そして「10時以降」が4人も!!
…「いつも終電ギリギリまで仕事で、タクシー帰りの時もある」「うちは日付が変わって帰ってくるよ」「子どもとパパは朝しか顔を会わさない毎日」などなど、ほんとうにめちゃくちゃな働き方が大変。
私は、「人間らしく働くルール」をつくり、パパもママも素敵な子育てに参加できる世の中にしましょう、と話しました。
ほかにも、「公立の幼稚園や子どもと安心して遊べる場がほしい」「出産や子育て支援策が京都は遅れていると思う」「京都市の有料ゴミ袋、子どものオムツはどうなるの」など、いろんな意見や要望をいただきました。…国会に行ってやりたいことばかり。がんばるぞ〜!
06年9月13日(水)
河井寛次郎記念館/青野 平画伯2006
●「私の作るのは試供品と言っていました」と娘・須也子さん
西山とき子さんと、河井寛次郎記念館に娘の須也子さん(83才)を訪ねました。
あいにくの雨。けれど記念館に一歩入ると、あたたかく懐かしいような寛次郎ゆかりの調度品と建築に囲まれ、雨音も静けさに吸い込まれていくようです。
「父も母も明治の人でね。戦争中、食べ物もないのに家のなかを大事に磨いていました」と須也子さん。人間国宝や文化勲章に推されても、寛次郎は「賞をもらうなんてとんでもない。陶芸は総合芸術や。木を切る人も土を掘る人も一生をかけている。その人らにも賞をあげてもらうんなら」と断ったそうです。また「私が作るのは芸術品ではなく試供品だ」と、常に新しいものに挑み続けていたとのこと。
…民衆の日々の生活のなかにこそ素晴らしいものを見出そうとした、寛次郎らしい貴重なエピソードを聴かせていただき感激しました。
「戦争はあかんわ。憲法九条は守らないとね」と須也子さん。「でも『共産党』という名前は、ソ連のような感じがするけれど」とおっしゃるので、スターリンの侵略主義や日本共産党をいいなりにしようと干渉してきたことに対して、私たちがずっとたたかってきたことや、「共産党」の名前には、ほんとうの意味で人間を自由にし尊重する社会をつくろうという、私たちの理想がこめられていることをお話しすると、「そうなんですか」とニッコリ。「寛次郎も、周りに生きるものすべてに喜びや感動を見出し、平等に慈しんでいました。がんばって下さいね」と激励をいただきました。
…「日本共産党」の名前と歴史と理想のこと、もっともっと広く話していかなければ、と感じた一日でした。
●深い色使いのパステル画家・青野平さんの“本業”は弁護士
続いて、パステル画家で弁護士の青野 平さん真佐子さんご夫妻を上京区の自宅に訪ねました。
「大学に行くときに、法学部か美大かおおいに迷った」という青野さん。現在、大阪で弁護士をされていますが、パステル画や油彩など毎年の個展で発表しつづけておられます。…パステルというのは“誰でも描ける、簡単”と思われがちですが、発色が美しいだけに実は独特のむずかしさがあるもの。青野さんの画は色をおさえて色の深さを感じさせる素敵な作品です。
「法学者の立場から言わせてもらうと…」と青野さん。小泉「改革」が労働法制をはじめ、これまで積み重ねられてきた法体系をあまりにも急激に変えてしまい、法務省が悲鳴をあげ徹底が追いつかない現状や、小泉首相から安倍氏へ「改憲」発言があいつぎ、国家公務員のトップであるはずの首相の「憲法遵守義務」がなし崩しにされつつあることなど、貴重なご意見をお聴きすることができました。
06年9月12日(火)
中京の商店街でマイクトーク2006
06年9月11日(月)
JR山陰線要望/生活保護めぐって2006
●亀岡市域の安全対策やバリアフリー化をJRに要望
JRに関わる亀岡市域での要望をもとに、党亀岡市議団とともにJR京都支社への申し入れをおこないました。要望したのは、子どもが線路内に入らないように防護柵の全線設置や、改修工事中の亀岡駅仮駅舎をはじめ他の3駅(馬堀駅、並河駅、千代川駅)も含めたバリアフリー化、亀岡駅整備事業費の負担割合の見直しなどです。
●生健会有志のみなさんと生活保護めぐる懇談会
「老齢加算があってはじめて世間とのつきあいができた。削られたいま、質の低い肉や安い刺身を探して食っている。これが人間らしい生活か!」と松島松太郎さん。
…北九州での餓死や秋田での抗議自殺、伏見区での「介護殺人」などの悲惨な事件がこの間連続して起こっている生活保護行政をめぐって、「生活と健康を守る会」有志のみなさんと懇談し、考えさせられました。
…あらためて感じたのは、いま憲法25条の「生存権」を暮らしと政治にとりもどすたたかいと連帯が必要だということです。「生存権裁判」として有名な「朝日訴訟」の東京地裁判決(1960年)は、憲法25条の「健康で文化的な」とはけして修飾語ではないし、最低限度の生活とは予算の有無で決まるものではなく、むしろ“指導支配”するべきものだとしました。“指導支配”…つまり予算の最優先に、憲法25条を具体化する社会保障をもってくるべきだと。
いのちにまで「格差」を刻み込むような政治を許さず、「人間」をとりもどすために、来年の参院選に向かっていることを、再度胸に刻んだ懇談会でした。
●10日、京建労拡大出陣式(亀岡、右京、左京)でごあいさつ
京建労の仲間増やし出陣式や拡大まつりが各地でおこなわれた10日、3ヶ所でごあいさつしました。写真は亀岡支部のまつり会場で子どもたちと一緒にヨーヨーつりのこより作り。
06年9月10日(日)
アートdeArt(2)“マンガ家の眼”e001_artde)アート de Art
「第七回京都国際マンガ展」(12〜24日京都市美術館)は、おおいに見ごたえありです。
パウェル・クチンスキーさんによるハトの作品は、「さすが金賞」とうなづきました。…暗い室内で車いすに座るハト。しかしその目にはつよい輝きが宿り、「再び、私が翼を広げて世界に羽ばたく時代を!」との意志が読みとれます。そこが肝心なところですね。ハトが登場する作品や作家はありますが、クチンスキー作品は、単に平和の象徴というだけでなく、踏みにじられながらもなお、その輝きを失っていない国連憲章や日本国憲法第九条の存在が、むしろ世界の人々の「希い」となる時代に入っている、ということまでを連想させると感じました。
さいとうあやこさんの、『ハーメルンの笛吹き』を題材にした作品にも注目しました。ねずみ退治をした笛吹きに約束の報酬を渡さなかったために、村中の子どもたちが連れていかれたという童話。さいとう作品では、軍服兵士の後に無邪気な笑顔の子どもたちの行列が続きますが、その道はいったいどこへ続くのか…。実は私もこの話をテーマにした作品を、軍国主義への警鐘という意味をこめて発表したことがあります。いま、「戦争する国」「憲法と教育基本法改悪」という問題がするどく問われるなかで、意味の深い表現だと感じました。
また、特別展示の審査委員長マーティン・ハネセット氏による「日本見聞録」も、さすがです。山紫水明の国土を政治家やゼネコン業者がブルドーザーで踏みつぶし、コンクリートと公害の都市に変えていく「土建国家」は痛烈です。鴨川の桜の下で浮かれる人々とそこに棲むホームレスとの対比を描いた「お花見」や、「葵祭り」「鴨川でトンビに餌をやる」という「京都」を描いた少々意味深な連作など新鮮。
全体を通して“マンガ家の眼”のおもしろさとするどさ、そして平和への真剣さを感じとれると思います。“マンガ家の眼”あなたもをぜひ体験してみて下さい。 (『京都民報』9/10付「アートdeArt」)
06年9月 8日(金)
左京青年雇用宣伝/西山さん励ます会2006
06年9月 7日(木)
京都市職員犯罪・ゴミ有料化許すな2006
06年9月 6日(水)
リリコ日記(27)こわいお話000_ririko)リリコ日記
「まり、きら〜い」「おとうちゃんのほうがいいもん」…どうもこの頃、反抗期です。
ただ幸い、そんなときの“虎の巻”を母はちゃんともっています。それは、「こわいお話」。
「リリコ、『ガイコツのお話』しよか? 『透明おばけのお話』がいい?」と声をかければ、たちまち人気を取りもどせるのです。
お話の始まりはこうです。
…保育園の二階の奥の部屋。そこにはガイコツとおばけの子どもがすんでいました。2人はいつも真夜中の保育園で遊んでいたのですが、昼間の子どもたちがあんまり楽しそうなので、一緒に遊びたくなります。
そこで、ガイコツとおばけの子どもは「透明になる薬」を飲んで、昼間の園庭に飛び出します。ところが大変!ケガをして、リリコたち「もも組さん」に見つかってしまいます…。
「お話」はこの後いろんなパターンで続くのですが、「はい。おしまい」と言っても、リリコは「もういっかい!」。しまいにはこっちが疲れて、強制終了。
…ほんとに気に入っている様子。“人気”のツボは、「こわい」が転じて「面白くなる」ことと、「リリコが登場する」こと、かな。「こわいお話」のおかげで、帰りの遅い母も、まだしばらくはリリコの“人気”を、保つことができそうですよ。
06年9月 5日(火)
北上で西陣織/商店街マイクトーク2006
●西陣織の箔の技術を見学。箔匠・三好さんの工房
今日は北上DAYで、北区鷹峯に伝統箔匠の三好啓之さんを訪ねました。三好さんは西陣織の横糸に糸でなく不織布やパピルスなどの箔を使った技術に、さらに螺鈿(らでん)をほどこした帯などを考案。新しい販路を東京などにも開拓してがんばっておられるそうです。
また玉本市議とともに、賃機(ちんばた)の高木仁さん(柏野学区)を訪ね、低い工賃の問題や織機の部品や新バージョンへの切替え費用などのご苦労をうかがいました。
…伝統産業を支える道具や機械の問題は、穀田衆院議員や西山前参院議員もくり返しとりあげてきた問題。あらためて、いま国政サイドからどういう支援が必要になっているのか、私自身も研究してがんばりたいと思います。
●「市職員犯罪とゴミ有料化ノー」北区上京区の商店街で
北区の新大宮商店街では、玉本市議とともに訴え。
上京区では、堀川商店街、北野商店街、ほてい市場前の3ヶ所でさこ祐仁府会候補、くらた共子市議と一緒に訴えました。
06年9月 3日(日)
向日市子育てトーク/城陽街宣2006
●「おいしそう!」産直野菜のお昼ご飯で“子育てトーク”
向日市新婦人内後援会の子育てトークへ。
用意していただいた産直野菜たっぷりのお昼ご飯を親子で食べたあと、子育てをめぐる要望をききました。「親子でゆっくり遊べたり、子どもを見てもらえる施設が身近にほしい」「子どもが小・中学生になって学校にストレスがいっぱい。親子の会話もたいへんに」「学童保育所が満杯だし、この秋からの『校庭開放事業』も不安」とたくさんの思いや声…。
また「乳幼児医療費無料化の運動をしてきたけれど、ぜひ国会に行って国の制度にしてほしい」「子どもを持って『イラク戦争反対』というのは同じ思い。子育て世代としてがんばって」との激励もいただき、私も元気とパワーをもらった集いでした。
●城陽で候補者のみなさんと街頭演説会
(写真左から)西山とき子前参院議員、若山のり子城陽市議、浜田よしゆき6区代表、成宮まり子、矢口まさあき府会候補とともに街頭宣伝。
06年9月 2日(土)
地方議員会議/西京まつり/左京青年トーク2006
●京都地方議員会議で井上哲士さんとともに決意表明
1・2日と、日本共産党の京都地方議員会議が開かれ参加しました。
全体会議では小池晃参院議員・政策委員長による記念講演「社会保障改悪とどうたたかうか」を聞き、井上さとし参院議員や地方選候補者とともに決意表明。
分科会は「農業・農村の未来」に参加し、政府がすすめる「新・品目横断的経営安定化対策」の問題点と具体化にどう対処していくのか、地産地消や産直運動などについて勉強しました。
●西京平和夏まつりでごあいさつ
嵐山東公演での西京平和夏まつりへ。写真の浴衣姿は森田ひろし西京府会候補27才!…西京の民青同盟や青年支部でがんばってきた青年であり、「府会候補にぜひ」と説得したのは私です。
●左京青年トーク「成宮まり子と考える未来予想図」
「30年後あなたの未来は?」「そのために越えなければならないハードルは?」…左京青年トークで、若者が夢を叶えられる未来のためにはどうしたらいいのかを考えました。原としふみ2区代表も参加。
保育士や病院技師、学生やフリーターなどの参加者の「未来予想図」は、「マイホームがほしい」「子どもは3〜4人産みたい」「親の介護をしてるかも」「仕事を続けてベテランと言われたい」「平和な世の中であってほしい」などなど。
そこで成宮から、「どれも大切なあたりまえの願い。でも、みなさんの夢を叶えるにはいまの政治が続いたら絶対ムリです!」と、青年の不安定雇用を増やし、保育や年金・介護など社会保障の給付を削り、保険料や教育費、税金などあらゆる負担を増やし、成功するかどうかは「自己責任」と青年に責任をなすりつける自民党政治を、ぜひ若者の力で変えよう、と訴えました。
さらに参加者からは「共産党はどんな日本をめざしているの?」「政権党になるには何が必要?」「メディアとの関係は?」などの質問が出され、一緒に考えました。
…トークを通じて、「あたりまえの願いを叶えるには、政治を変えないとあかん!」というのが、話してみれば多くの若者の共通の思いになるんだと実感です。
もっともっと、話していきたいですね。