06年8月 1日(火)
与謝DAY―宮津森林組合長さん、与謝の海病院、介護・療育施設、郵便局など訪問2007
宮津地方森林組合を、吉田さゆみさんと訪問しました。さすが、国産木材を100%使った、とてもりっぱな事務所です。
組合長さんとの懇談では、外国からの輸入材木の影響で国際材の価格が10年前の10分の1に下がっていること、一昨年の台風23号による倒木の後始末がすすんでいない問題などお聴きしました。「府が緊急指定したのは被害面積のうちわずかの地域。放っておくと山も荒れ、木材も腐って使えなくなる。行政が、国産材、風倒木もふくめて活用を思い切って呼びかけてほしい」と組合長さん。森林組合では、風倒木を使った植木鉢など(写真)も考案しているそうです。
続いて、府議団や野村与謝野町議と合流して、府立与謝の海病院を訪問。産科などの医師不足の現状について事務部長さんらにききました。
4月からの弥栄病院(京丹後市)の産科休止の影響で、こちらではお産の数が1.5倍に増えているそうです。また、診療報酬改定に対応して看護師確保や急性期医療体制をつよめていること、医師不足や労働条件の深刻さとともに、看護師さんも地元に残る若者がほとんどなく、いても数年で辞めてしまう現状などをお聞きしました。
…政府は相変わらず“医師数はおおむね足りている”との認識ですが、こうした大変な労働条件改善や、医師・看護師を増やす緊急施策が必要だ、とあらためて感じました。
続いて、合併した与謝野町で、岩滝、野田川、加悦の旧町ごとに訪問や懇談。特養老人ホーム「あじさい苑」や療育学童クラブでは介護保険改悪や自立「支援」法の影響を、岩滝と男山郵便局では集配廃止や民営化にむけた影響などをお聴きしました。