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06年5月 1日(月)

第77回全京都統一メーデー参加者2万人を前に、ごあいさつ2006

 5月らしく晴れわたった空の下、二条城前広場で開かれた第77回全京都統一メーデーには、2万人が集いました。成宮まり子は、日本共産党京都府委員会を代表してごあいさつし、こくた恵二衆議院議員、西山とき子前参議院議員とともに参加のみなさんと握手をかわしました。

●メーデー集会での成宮まり子のごあいさつ 
 第77回全京都統一メーデーにご参加のみなさん、日本共産党京都府委員会を代表して、心から連帯のあいさつを送ります。
 いま、耐震強度偽装でも、JR福知山線大事故でも、ホリエモン事件でも、小泉内閣がすすめてきた「構造改革」「新自由主義」の政治が、国民・労働者にどんなにひどい害悪をもたらすものだったか、もう明らかではありませんか。とくに、格差と貧困の広がりは深刻です。その原因と責任が、人間らしい雇用の破壊、社会保障改悪、「庶民には増税、大企業には減税」という逆立ちした税制など、異常な大企業中心政治にあることは、もう覆い隠しようがない事実です。
 これに対して、「もうがまんは限界!」との声が沸き上がりつつあります。「格差社会は問題」と、世論調査で国民多数がこたえ、消費税増税と社会保障改悪に反対するたたかいが急速に広がっています。医療改悪には、医師会長さんたちが次々と「しんぶん赤旗」「京都民報」に登場し、「人の命もカネしだいなんて許せん」と、勇気をもって発言されています。

 アメリカいいなり政治と憲法との矛盾も、いよいよ深刻です。米軍の再編・強化に対して、沖縄と岩国で「米軍再編ノー」の市長候補が勝利しました。ところが、アメリカは、基地再編のために「3兆円出せ」と言うのです。国民の税金を「日本の安全のため」でもなんでもない、米軍“殴りこみ”態勢強化のためにつぎこむなんて、とんでもありません。
 憲法九条改定のねらいが、海外で戦争をする国づくりにあることは、「米軍再編」とのかかわりでも明らかです。「九条の会」が全国4700を超えて広がっていますが、ひきつづき、教育基本法改悪反対のたたかいと結んで、急速に前進させるために、私たちも全力をつくすものです。

 みなさん、国民と労働者のたたかいの側にこそ、世界の流れ、未来への流れがあると私は確信するものです。世界では、「新自由主義」なんてもう“終わってる”じゃありませんか。フランスではこの春、政府が、青年の解雇を簡単にできるようにすると言い出したのに対して、労働者・学生・高校生の共同が、300万人が参加する“一大国民運動”に発展し、ついにこの計画を葬りました。ラテンアメリカでは、4月のペルーの大統領選挙で、「新自由主義」を批判する候補が1位になり、決選投票にすすむそうです。かつて「アメリカの裏庭」と言われたこの地域で、アメリカがおしつける「新自由主義」ではだめだと、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビア、政権交代が続きます。
 こうした世界の大きなうねりに目を向けるなら、いまだに“アメリカの窓”からだけ世界を見て、「新自由主義」にしがみつく小泉内閣こそが、世界の流れに逆行していることは明らかです。いまこそ日本でも、世界の労働者と団結し、「憲法9条と、教育基本法改悪を許すな」「すべての労働者の賃金を引き上げよ」「非正規や青年の労働条件を改善し、均等待遇を」「伝統地場産業と地域経済を守れ」と、社会的連帯で社会的反撃をすすめ、政治と職場を大きく変えようではありませんか。
 みなさん、ともにがんばりましょう。第77回全京都統一メーデー万歳!

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