05年4月30日(土)
高遠菜穂子さん西谷文和さんイラク報告2005
4月29・30日、フリージャーナリスト西谷文和さんや、「人質事件」後もイラクの子どもたちの支援を続ける高遠菜穂子さんの報告を、青年のみなさんと一緒にききました。
●西谷文和さんのイラク報告(29日) 米軍による劣化ウラン弾やクラスター爆弾の被害を映像で紹介し、「人質事件が起こったとたんに日本のマスコミは自衛隊宿舎に逃げ込んだ。この時点でアウト。イラクの真実を伝えていない」と西谷さん。
「憲法9条をもつ日本が、自衛隊ではなく、医療や技術など非軍事の支援をしてこそイラク人から尊敬される。若い人が真実を見つめ、自分で考え伝えていってほしい」と強調されました。
●高遠菜穂子さん(30日) 米軍のファルージャ大虐殺や、化学兵器が使用された遺体などの映像をまじえ、「イラク人はテロリスト」と見なす米軍占領がいかにひどいものか、怒りをもって告発。 対談した尾崎医師(民医連かみの診療所長)とともに、「ビビッっときたら、できることから行動を」と訴えられました。 成宮が「一番怖いものは?」と質問すると、高遠さんは「銃、武器です。私たちボランティアは丸腰だけど、武器は武器を呼ぶから」。 …その言葉から、あらためて憲法9条を生かした国際貢献の大切さを感じました。