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05年2月16日(水)

2・16京都議定書発効2005

世界は大事な一歩をふみ出した

 16日京都議定書発効パレードには、市民や学生が楽器を持ったり思い思いのかっこうで集合。午後2時の発効の瞬間、「京都議定書おめでとう」の声が河原町通りに響きました。私は、COP3(地球温暖化防止京都会議 1997年)にボランティアとして関わったことを思い返しながら、「ほんとうに世界の力はすごい」と感激。

 …アメリカなどのせいで温室効果ガスの削減目標が決まらないかも、という京都会議の最終日、私たちは、「京都で決めよう」「20%削減」とアピールしました。そして徹夜の議論のすえ、ようやく「先進国で5%削減」という目標が決まったのです。…その後も、最大排出国アメリカの脱退や妨害。日本政府も追随して、世界から「化石賞」と言われたり。…けれども、アメリカの横暴勝手に対して、世界の国々は団結し、7年がかりでやっと議定書発効にふみ出したのです。いくらアメリカががんばっても、もはや世界はアメリカの思いどおりには動かないんだ。そしてそれを、世界の市民の運動が支えているんです。

 イラク戦争をめぐって、「平和のルール守れ」と連帯した世界の力がしめされましたが、地球環境を守る問題でも、21世紀の世界がもっている発展的な力と、希望が、ありありとしめされているのではないでしょうか。

経済活動を合理的にコントロールする未来…

 京都議定書というのは「最初の一歩」で、実は地球温暖化を止めるには、温室効果ガスを80%も減らすことが必要です。…そうすると、いまの社会のしくみ、“大量生産と使い捨ての大量消費”という経済のあり方が根本から見直しをせまられてきます。「企業がもうかりさえすれば、あとは野となれ山となれ」では、地球環境は守れません。…「このままでは地球の持続は不可能」「合理的な経済のコントロールはできないのか」と、考えておられる方もあるのではないでしょうか。

 日本共産党は、日本の当面する改革は、アメリカいいなり・大企業優先の政治を変える資本主義の枠内での民主的な改革だけれど、その先には、「もうけ第一」の資本主義をのりこえて、生産活動のための手段・道具を社会が管理し、経済活動を人間や環境に合理的にコントロールしていく未来を展望しています。…ここには、地球環境をめぐっての問題にこたえる道があると、私は思います。もちろん、将来こうした社会へすすむかどうかは、国民のみなさんの合意によってですが。…「日本共産党はどんな未来をめざすの?」という、こうした話も、ぜひみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

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